子どもが6ヶ月を過ぎた頃、トイレトレーニングのためにおまるを購入しました。コンビの製品で、手すりのついた便座を外して、洋式トイレでも使えるというものです。価格は4000円以上したと思います。

最初は慣らすために廊下にさりげなく置いておきました。おもちゃと思って座って遊んでくれたらいいなあ、というつもりです。何回か座っているのを見たので、しめしめと思いました。

1歳前によちよちながらも歩けるようになり、試しにおむつを脱がせておまるをすすめてみました。

「ここでしっこしてごらん。」と言うと、「えー、しっこしたくない」と断られてしまいました。おまるをおもちゃのように扱っていたので、そこで排泄するものだということがわからなかったみたいです。

おまるで排泄することを嫌がるなら仕方ありません。おまるの便座だけトイレに設置して、そちらに座らせてみることにしました。

おまるの便座には手すりがついているので、親が子供を抱え上げてトイレに座らせないといけません。

高い所に抱えあげられて座らされるのにびっくりしたのか、子どもは「しっこ出ない」と言います。

抱え上げる親もたいへんですが、座らされる子どももかわいそうです。そんな所に座らされたら、1人で下りられないのですから。「やっぱり、これではあかんな。」と、おまるを使うことを諦めました。

トイレという場所は嫌いではなさそうなので、トイレに自分で座れるように工夫しました。

大型のショッピングセンターなどに行くと、たまに小児用トイレがあって、大人よりひとまわり小さい便座があります。あれと同じようなものがないか、探しました。

高いものから安いものまで検討し、コーナンに売っている軽い、発泡スチロール製の子ども用便座が一番安定して使えることがわかりました。

それで、子どもは大きい方だけトイレでできるようになりました。自分もトイレを使えるのが嬉しかったそうです。

そんなわけで、結局おまるは一度も汚れることなく役目を終えました。その後、トイレトレーニングを始めた親戚に譲りました。