私が32歳の時に生まれた娘は、一人っ子という事もあり、小学校入学前に本人が興味を持ってやりたいといった習い事は全てやらせるようにしていました。

まだ小さい頃は、親である私も子供本人も何が自分に合っているかという判断が出来ませんので、とにかくまずやらせてみて、体験してから続けて行くかどうかを判断するという方針でやってみました。

入園した幼稚園では、バレエやピアノ、鈴木メソッドのバイオリン、英会話教室など、多彩なお稽古ごとの場を提供してくれていて、娘のお友達の殆どが何らかのお稽古ごとを始めていたので、娘も自然にバレエとバイオリンと英会話を始める事になりました。

この時点で週に3日のお稽古ごとでしたが、どれも幼稚園内で行われていたので、保育時間が終わってもそのまま園内でお稽古の教室へ移動するだけで親の送り迎えが無いのが非常に便利でした。

1年ほど幼稚園内のお稽古ごとを続けて行くうちに、お友達がどんどん辞めていってしまい、娘本人もやる気を急に失ってしまったようで、まずバイオリンから脱落しました。
もともと身体を動かす事が好きな娘なので、バイオリンをやめるのは、やっぱりという感じで完全に想定内でした。

そして、続いてバレエも単調なレッスンに嫌気がさしてきて、程なくしてやめると言い出しました。
親としては、バレエは女の子として身のこなしが美しくなるのでぜひ続けて欲しかったのですが、お転婆娘なので、ゆっくりした動きのバレエよりももっとアクティブなスポーツの方が良かったのかもしれません。

二つほど淘汰されて最後に残ったお稽古は英会話でした。
これはネイティブの先生が非常に熱心で面白い先生だったので、娘は大変気に入っていて、英会話だけはずっと続けて英語をたくさん話せるようになりたいという夢を持っていたようで、それがモチベーションとなって英会話への情熱へとつながりました。

けれどやがてお気に入りのネイティブの先生が変わってしまってから幼稚園の英会話はやめて、自宅の近くにある子供英会話教室に通いたいと言い出しました。

その子供英会話教室は地元では人気のある教室で、英語が話せるようになるという実践プログラムがあり、私もこの教室へ通うのは大賛成でした。

実際にこの教室に通い始めてから娘の英語への情熱はものすごいものがあり、自宅に戻ってもずっと独り言で英語を話しているぐらいで、幼稚園生と思えないぐらいの集中力を持ち始めていました。

今までは、あまり集中できなくてふらふらしているタイプだったので、集中力がアップしたのは彼女の大きな変化でした。そんな娘をみて、私も主人も娘のやりたい事を精一杯サポートして行こうという決心をしました。

英会話を実際に使ってみたいからハワイへ家族旅行に行きたいと娘が言い出したので、夏休みを利用して旅行をしました。
お店やレストランで生き生きと英語で話しかける娘の成長ぶりをみて、習い事をさせて良かったと心から思いました。

お稽古ごと自体の家計負担はさほどなかったので、これぐらいの事は喜んでやってあげたいと思いました。

自分でお稽古ごとを選ばせて、そして自分でやめる決断をさせて、そして自分の興味のあるお稽古ごとを自分の力で見つけさせる事ができたのは、子供を大きく成長させる事ができ、大きな収穫だと思っています。

お子さんに習い事をさせようと思ったら、ぜひ親の押しつけでなく子供自身の意思を尊重してあげて欲しいと思います。